富里市

富里市は、千葉県の北部中央に位置する人口約5万人の市です。県庁所在地である千葉市から約25キロメートルの距離で、東京都の都心から50 - 60キロメートル圏内、成田国際空港へは約5キロメートル圏内に位置しています。山林と農地の多い自然豊かな市となっています。 農業が盛んで、特産品のスイカは生産高・出荷量は全国第2位を占めています。毎年6月に行われる、「富里スイカロードレース大会」は、ランナーにスイカを配布するという特産品のスイカを推したイベントです。
農業を主産業として発展してきた富里市は、高度成長期の影響を大きく受け、1978年（昭和53年）の成田国際空港開港を機に、大規模住宅団地が完成され、都市化が大きく進展しました。それと同時に工業団地の整備が行われ、複数の工場が進出すると、市内の人口は1965年（昭和40年）からの20年間で3倍に急増しました。市内には、「富里工業団地」と「富里第二工業団地」の2つの団地が存在し、工業を業種別に見ると、従業者と製造品出荷額では「食料品製造業」が半数以上を占有しています。事業所数では「食料品製造業」や「金属製造業」が多くなっています。特に成田空港に近いことから、機内食の製造が盛んなのも大きな特徴です。
また、「富里ホースパーク」などの乗馬クラブや全国的に珍しい競走馬のセリ市も行われています。
富里市は、鉄道路線がなく、市外の最寄駅には成田市のJR成田線や京成成田線があります。高速道路は東関東自動車道の富里ICが設置されており、都心にも出やすくなっています。JR成田駅・京成線京成成田駅近辺には病院や飲食店、ショッピングセンターが揃っており、生活の利便性が良いです。